頭の中の”もやもや”を整理するためのツール
「アイディア・レーン」というソフトをご存知でしょうか。
まだ出来たてなので、ご存知の方はほとんど居ないと思いますが……
簡単に言うと、頭の中の”もやもや”を整理するためのツールです。
どんなソフトか？
まずはホームページをご覧ください：https://idea-lane.com
基本無料で使えます。ただサーバ維持のため少額有料プラン（月100円台から）も提供します。
日々機能改善中であり、まだまだ私の思い描く状態にはほど遠いですが、現状でもお役に立てる場合があるかもと思い公開に至りました。
なぜ作ったか
世の中には既に多数の優れた情報整理ツールや生産性向上ツールがあるのですが、
「とりあえず書いたメモを、縦や横に整理したり、階層化したり関係性を表したい」
となったときに、どうも私にはしっくりこなかったのです。
いや、どのツールでもやればできるんです。
NotionもQUIPもMiroもLucid ChartもMindmanagerもExcelもパワポもみんな便利だし凄いんです。
ただ、なんというかコンセプトが違うというか…。
たとえば普通はメモといえばメモ帳とかテキストエディタを使う方が多いと思います。もしくはWordのような文書プロセッサや、NotionやQUIPやEvernoteとかですね。UpNoteもそうです。
テキストを打つには便利ですが、基本的に「縦」にどんどん長くなり、横方向に情報を整理しづらいです。あと書いた文字同士の関係性を自由に表現出来ない。（線でつないだり）
OneNoteなどは頑張れば出来ますが、基本はスクラップブックの発想なので、どうも扱いづらい。
そしてマインドマップは情報の発散には最高ですが、そのあと収束させるときには別のマインドマップを作ったりと、意外と整理がしづらい。
何かを計画したり状況を整理したいとき、よくExcelのようなスプレッドシートを使いたくなることありませんか？
文字だけなのにExcelを使う。Excelはある意味何でも出来る凄いソフトです。しかしExcelはもともと表計算ソフトであり、文字を書いた後の扱いは意外と不便です。たとえばツリー上の情報を扱おうとするのはきつい。
ではMiroとかLucidChartとかCacooのような、図解ソフトだったりオンラインコラボソフトを使うと？これはこれで、やはり図形に特化していて、気軽にメモを取って整理するには意外とやりづらい。チャートのようなものを作る場合にはとても便利なのですが。テキストよりは図形に重きが置かれているので、メモツールとしては使いづらい。
またデジタルホワイトボードやオンライン付箋ツールなどを含め、コラボ自体が重視されていて基本は企業向けに作られています。金額面も含めてパーソナルユースで使う人は限られるでしょう。
パワポやGoogleスライドであれば、図解も含めて多彩に表現できます。でもプレゼンツールですので、画面の枠があってそこに収めるのが基本構造になっています。メモをどんどん書いて自由に広げる形ではありません。それと図形やテキストボックスありきで、文字を次々打っていくのは結構不便です。よく「いきなりパワポで書くな。まずはアウトライナーなどで考えをまとめろ」と言われるように、どちらかというと清書向きです。私は仕事上相当パワポ(Googleスライド)を使っていますが、やはりプレゼンツールであり、自分の思考を整理する目的では向いていないです。
いずれも本当に優れたソフトなのですが、「日常のちょっとしたメモを、分類化や図解もしながら気軽に整理する」という用途で、自分が納得するソフトが欲しいと長年感じていました。
他にもObsidianやSVG Catsなどいくらでもありますが、私が思う「テキストベースの思考整理ツール」とは実現したいやり方が違う。
イメージとしては「とにかく頭の中をメモとして書き出したあと、Excelのように情報を整理しつつ、ツリー化したり関係性を作ったり、図解化もできる」というものです。
そこで自分が使いたいものを作ることにしました。
どうやって作っているか
実はこのidea Laneは、私が”Flutter”という言語で作っている初めてのソフトです。
FlutterはGoogleが提供する無料ツールで、マルチプラットフォームで動いて高速開発出来ることが特徴です。
実装開始から既に１年半以上経っていて日々改良中です。
idea Laneを使ってみるには？
- パソコンから https://idea-lane.com/ を開きユーザ登録をします。メールアドレスとパスワードだけで無料登録が出来ます。個人情報は不要です。
- 認証メールが届きますのでクリックして認証後、ログインしてください
スマホだと画面が小さく使いづらいので、基本的にはPC利用を前提としています。
このブログの目的
先ほどお話したとおり、このソフトを作るにあたってはGoogleのFlutter(フラッター)という言語を使っています。
私は全くの初心者の状態からいきなりこのidea Laneを作り始めたので、本当に苦労しました。
そしてそのなかで、世の中の公開記事に何度も助けられました。
このブログでは、開発の過程を公開しつつ、Flutterで苦労したことなども語ることで、他の方の参考になることがあるかもしれないという期待を込めて書いていきたいと思います。
またアイディア・レーンはこれまでに無いツールです。
やるべきことを整理したい、頭の中のもやもやを書き出してハッキリさせたい、いろいろな複雑な情報を分類してまとめたいなど、色々な場面で使えるように日々実装しています。
とはいえ新しいツールで使い方が分かりづらく思う方もいると思うので、利用例なども触れていければと思います。
よろしくお願いいたします。
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