ユースケースロードマップを作ってみた – 開発日記(111)

2024/07/19

idea Laneで実現したい機能は膨大にある。

そこでidea Laneのロードマップをidea Lane自身で書いた。それに従って機能を実装している。

しかし、個々の機能が付いたとして、それがいったいどういう価値を生むのか

コーチングの先生と話すなかで、あらためてロードマップを整理してはどうかと投げかけをいただき、ユースケースロードマップを考えてみることにした。

アイディアレーンで書いた、アイディアレーンのユースケースロードマップ

上記画像は一見めちゃくちゃに見えるが、これを作る過程で気づいたことがあった。

機能の優先度について

  • 実現したいユースケースとしては、たとえばカレンダー型のスケジュール表現などがある。とはいえ他のソフトで出来ることをただ再現しても仕方がない。
  • 各ユースケースは、他のソフトを使っても、いや、なんなら紙でもやれば出来る。なのでよくあるユースケースを目指して実装の優先度を考えていくのは何か違う気がした。でも既存ツールで満足できないからアイディアレーンを作っている。
  • まだぴったりの表現は浮かばないのだが、管理ツールではなくてメモとして書けるところが大事なのかもしれない。もちろんアウトプットにつなげたいので、ユースケースやフレームワークには落とし込む。
  • ただ、頭の中をテキストにしてどんどん書いて配置し、思考を整理可視化する過程がこのソフトのキモに思えた。思考の流れにそって使えることを大事にしたい。

既に実現出来ている価値について

idea Laneでユースケースロードマップを作って感じたのは、やはり足りない機能・欲しい機能が目立つこと。

しかし一方で、自分がやりたいことが出来つつあることに驚いたたぶんこんなソフトは他にない。

  • 頭の中に浮かんだものをとにかく書き出して、複雑なものはリレーションを張り複雑なままいじって、その後で調整をかける。

  • パワポのように画面サイズに縛られない。テキストがどんどん打てる。エクセルと違って行列やセル前提ではなく、階層化表現ができる。

  • 階層化したままの移動も簡単。行列を超えたリレーションが簡単に張れる。NotionやQUIPと違いPCの横画面を有効に使える。

たぶんこのソフトが必要な人はそもそも少ないと思われるが、役に立つ人も必ず居ると感じる。ただやはり使い勝手がキモであり、その使い勝手の面からすると今のところかなり機能不足だ。

そんな現状でも、ユースケースロードマップをidea Lane自身で作る過程が、既存のツールとは違うあらたなものとして価値を感じられた。

まあ、もともと本人が欲しいものを自分で作っているので当たり前ではあるが、一部実現しつつありうれしい。


※開発日記は当時の記録をもとに作成し、必要に応じて加筆・補足しています

この記事はアイディア整理ソフト「idea Lane」の開発記録です

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